配合理論の解説
Switch版ダビスタの配合理論を解説します
はじめに
ダビスタを深く楽しむためには配合理論の理解は必須。そこで、Switch版ダビスタの全配合理論について解説する。配合理論は複数あり、それぞれ重複させることが可能だ。例えば、面白い配合かつ凝った配合かつ、スピードアップのクロスという配合もできる。
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クロス(インブリード)
条件:種牡馬と繁殖牝馬で共通の祖先がいる 効果:共通祖先によって各種能力のアップ(短距離速力底力パワー長距離堅実さダート丈夫さ早熟型晩成型気性難)ダビスタの基本とも言える配合理論で、種牡馬と繁殖牝馬で共通の祖先がいる場合に発生する。例えば、ウォーターフォールとディープインパクトを配合した場合の血統表は以下の通り
共通の祖先としてNothern Dancerがおり、Nothern Dancerのクロスとして、底力(根性)の能力がアップする可能性がある。
ポイントは必ず能力アップするわけではないということ。また、3世代前と4世代前にいたら3×4というふうに表記するが、ダビスタにおいては世代はそれほど意味はなく、3×3でも5×5でも効果は同じになる。祖先によっては複数の効果を持つ場合もある。例えば、サンデーサイレンスならば、速力底力という2つの効果がある。
クロスの効果は以下の通り。マイナスの効果があるクロスもある。
- 短距離…スピード大幅アップ、スタミナダウン
- 速力…スピードアップ
- 底力…勝負根性アップ
- パワー…パワーアップ
- 長距離…スタミナアップ
- 堅実さ…気性アップ、勝負根性少しダウン
- ダート…ダート適性アップ
- 丈夫さ…脚元の強さアップ
- 早熟型…成長型の早熟化
- 晩成型…成長型の晩成化
- 気性難…気性難
どの馬にどの効果があるか調べたい場合はクロス対象祖先馬一覧を参照してほしい
複数のクロスがある場合、その分効果がアップする可能性が高くなるが、血が濃すぎると危険な配合と言われてしまうので注意しよう
クロスカウントの注意点としては、クロス対象馬の祖先同士のクロスはカウントされないということ。例えば、サンデーサイレンスの4×4は必然的にその父であるHaloの5×5にもなるが、Haloはクロスとしてカウントしない。
なお、クロスが1本もない配合を「アウトブリード」と呼ぶ。アウトブリードでは、血統内のクロス効果が1つ拾われる効果がある。詳しくは父似・母似へ
面白い配合
条件:3代前祖先8頭で異なる系統が7種類以上 効果:勝負根性アップ配合時に「これはなかなか面白い配合です」とコメントされるのが面白い配合。条件は3代前の8頭の系統が7種類以上あること。ダビスタではすべての種牡馬が15系統にわかれているが、そのうち7種類以上あればよい。例えば、ハーベンシーとヘニーヒューズの配合は以下の通り。
見るべきのは矢印部分。この配合の場合は7種類存在するので、これは面白配合となる。効果は勝負根性アップ。本作で勝負根性は重要なので重視したいところではあるが、ロイヤルチャージャー系・ナスルーラ系・ニアークティック系の比率が大きいので、意外と成立させにくい。どの馬がどの系統を持っているかどうかは、Switch版ダビスタ面白系統一覧(種牡馬)、Switch版ダビスタ面白系統一覧(繁殖牝馬)を参考にしてほしい。
なお、旧作での面白配合成立条件は6種類以上だったが、現在の条件は7種類以上なのでオールドプレイヤーは注意しよう。ダビスタ96のように能力の上限に関わっているということもないので、面白配合ではなくても、最強馬生産は成立するだろう。
面白配合の詳しい解説はこちらの動画もどうぞ。
見事(見事な配合)
条件:種牡馬の見事用系統と繁殖牝馬の面白系統が共通 効果:クロスの効果を高め、マイナス効果のクロスの影響を軽減する配合時に「おっ これは見事な配合です」とコメントされるのが見事な配合。繁殖牝馬の面白用系統と種牡馬の見事用系統が一致していれば良い。これだけではわかりにくいので、フルーツディラミスとInto Mischiefの配合を見てみよう。
繁殖牝馬の面白系統はRoStNsNe、種牡馬の見事用系統はRoNsStNeなので見事配合が成立する。
順番は関係く、種類が一致すればよい。また、RoRoNsNeとRoNsNeRoのように同じ系統が2つや3つあるパターンでも成立する。
見事な配合の解説動画はこちら
完璧な配合
条件:面白配合と見事配合の同時成立 効果:特に無し面白配合と見事配合が同時に成立すると「おぉっ これは完璧な配合です!」とコメントされる。ただし、面白配合と見事配合の効果があるだけで、プラスアルファの効果があるわけではない。なお、成立は非常に難しく、無理に狙う必要はないだろう。
凝った配合
条件:種牡馬と繁殖牝馬の4代血統内に特定のペアがある 効果:スピード・スタミナ・パワーのアップ凝った配合とは、ダビスタGOLDから導入された配合理論で、配合時に「これは配合が凝ってますね」とコメントされる配合のこと。正確な成立条件は意外と難しいが、種牡馬と牝馬、それぞれの4代血統内に特定のペアあればよい、と覚えておけば十分。例えばスペースサファイアとケープブランコ配合ならば、
緑枠部分を比較し、特定のペアあるか調べよう。この場合は、Seeking the GoldとMiswakiのペアがあるので、凝った配合となる。それで、特定のペアとは何なのか? これが少し厄介で、ペア同士の3代前までに効果のあるクロスが3本発生しているというのが条件。これをいちいち調べるのは面倒なので、ペアの組み合わせを調べたほうが早いだろう。詳細な成立条件、現在判明しているペアを知りたい場合は、「凝った配合一覧」をチェックしてほしい。
凝った配合の効果は、スピード・スタミナ・パワーがアップする可能性があること。成立しやすく、効果も大きいのでぜひ狙っていきたい。
なお、凝った配合は自家製種牡馬もペアの対象になるようだが、自家製種牡馬が血統内に残っていても、該当の自家製種牡馬が死んでしまうとペアの対象から外れてしまう。そのため、まったく同じ配合でもある年は凝った配合、次の年は凝った配合ではない、ということが起こりうる。配合ツールでは、自家製種牡馬だった場合の凝った配合は現時点では判定できない(今後も難しいかも?)のでご了承いただきたい。
凝った配合については、解説動画もあるのでぜひどうぞ。
父似・母似
条件:なし(すべての馬は父似か母似) 効果:クロスありの場合は気性、アウトブリードは4代血統内効果がひとつ発動すべての馬は「父似」か「母似」に分類され、デビュー前に「父親のいいところを受け継いでこのまま育ってほしいです」とコメントされれば「父似」、「この頃お母さんの方にだいぶ似てきたような感じです」とコメントされれば「母似」が確定する。コメントされてなくても、「父に似」か「母似」だ。クロス(インブリード)ありの場合は、父似は父親、母似は母親の気性が影響する。アウトブリードの場合は、父似は種牡馬の4代血統内からひとつ、母似は繁殖牝馬の4代血統内からひとつインブリード効果が発動する。
ニトロ配合(七光り理論)
条件:なし(血統中クロス効果のある祖先馬の数が関係) 効果:スピード・スタミナ・パワーの上限に影響ニトロ配合とは、七光り理論や花火理論(最近は言わないが)とも呼ばれる配合理論。コメント等は一切なく、能力の上限に影響を与える。スピードの上限は短距離を2本、速力を1本で数え、スタミナの上限は長距離を1本(全書では2本になっていますが、本ツールは1本扱いにしています)、底力を1本、短距離を-1本として計算、パワーはパワーを1本として数える。いずれの場合もクロスの有無は関係ないが、重複した祖先馬はカウントしない。つまり、血統内に効果のある祖先馬の種類が多いほど、能力の上限が上がるのだ。
重要なポイントはニトロは能力の底上げではなく、あくまでも上限を上げるということ。レース内でGIや凱旋門賞を狙うレベルであれば、七光りの数値はほとんど影響はない。一方で、トップレベルのブリーダーズ(BC)で勝利を狙うような究極の馬を生産したいならかなり重要になってくるだろう。なお、全書によるとスタミナニトロの長距離クロス1本で2本分の効果としている。本ツールでは全書の誤りの可能性も踏まえ、現時点では1本分のままとしているので注意してほしい。
ニトロの解説動画も参考にどうぞ
危険な配合
条件:クロスが7本以上もしくは1×Nもしくは2×2のクロス 効果:体質ダウン、凝った配合の無効化などの悪影響配合時に「うーむ…ちょっとこれは危険な配合です」とコメントされるのを「危険な配合」と呼ぶ。体質が弱くなる、凝った配合にならないなどのデメリットがあるが、その分クロスの本数は多いわけで、一概にダメとは言えない。
消えた配合理論
古くからのダビスタプレイヤーなら「ニックス」はどうなったのか気になるところだが、前作より廃止されている。同様に「考えた配合」も本作には存在しない。
どの配合理論を重視すべきか
どの配合理論を重視すべきかは難しいところだが、湯一路の個人的な考えでは、完璧な配合は狙わず、効果的なクロス複数と、比較的成立しやすい凝った配合がある配合を狙うのが良いと思われる。
各種クレジット
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